ドラムで曲の「世界観」を表現するということについて考えてみました

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■はじめに

 

今回はドラムの表現力のお話。これまでもドラムの表現力については書いてきましたが、これまでは「音の硬さ」の話や「身体の使い方」の話など、行きつくところはどのように曲を演奏するか?という話が多かったと思います。

 

しかしその演奏する曲の元をたどると…音楽で何かを表現しているわけです。特に歌詞やコンセプトがある場合はなおさらです。つまり音楽で表現しているものは音楽以外なわけです。

 

そこで今回はドラムの表現力の話ではありますが、音楽が表現しようとしている「音楽以外の何か」をドラムでどのように表現することができるのか?について(ややこしくてすいません)考えてみたいと思います。

 

■今回紹介するのは…メタリカの「One」

 

というわけで今回紹介するのはご存知、メタルの大御所バンド・メタリカの「One」という曲。

 

発表は1988年となんと今から30年前(!)。私は「昔はこんな名曲があったのに今はどれも似たような曲ばっかりで…」という昔信奉者ではないですが、それでも30年前にこの曲は信じがたい。(実際に調べてみるとグラミー賞もとっているんですね…どうりで)。

 

で、この曲は「ジョニーは戦場に行った」という作品をもとに作られているようで…

 

主人公のジョニーが戦争(第一次世界大戦)で負傷して「目、鼻、口、耳、両腕、両足」を失うというなかなかに想像を絶する世界が描かれているようで(私も見てはいないのでこのくらいしか書けません)、歌詞も完全にこの作品とリンクしたものとなっています。

 

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■ドラマー的聴きどころは…「後半」!

 

そして今回の記事のテーマである「ドラムで表現している曲の世界観」はどの辺かということですが。これってドラム以外の作曲・編曲も関わってはくるのですが、それを抜きにしてもこの曲のドラムはすごい。

 

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具体的には曲の後半のパートの4:20からの部分。まずは2バスの6連符が少しづつ入ってくる感じは、戦車の重低音の響きを連想させますし、そのあとのひたすら繰り返されるスネアドラムの6連のキメの部分は戦争の銃弾の音そのものといった感じです。

 

つまり、このバスドラム」と「スネアドラム」で完全に戦場の情景を再現している様はドラマーならぜひ聴いておきたい部分です。

  

■「One」の世界観を引き出すための演奏のポイントとは?

 

で、この演奏のポイントとしては、「とにかくアクセントをつけずに均一にフルパワーで叩く」ということでしょうか。これが意外と難しく、つい気を抜くと音の強弱がバラバラとなってしまうので、基礎練習などで均一にフルパワーで叩く練習を取り入れてみるといいでしょう。

 

■おわりに

 

というわけで今回はメタリカの「One」を題材にお話ししましたが、ドラムは音程感の弱い打楽器であるがゆえに鍵盤やギターのように曲の描く世界をなかなか表現するのは難しいところではありますが、

 

この「One」のようにドラムで描き出す情景もあるということで今回は紹介しました。

ではでは。