小室哲哉氏の引退報道を聞いて思ったこと

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ご存じのとおり小室哲哉氏が引退を発表したニュースが今日報道されました。

 

私がそもそも20年前に音楽の世界にどっぷりと足を踏み入れたのも小室哲哉氏の音楽がきっかけだったので、今回の一連の事件の真相や詳細はよくわかりませんがショックなことは確かです。

 

なので今回はそんな小室哲哉氏の音楽の魅力をここで紹介してみようかと思い至ったわけです。やっぱり小室氏の音楽は唯一無二であり、同じ時代に共有できたことに感謝をこめて。

 

■小室氏の音楽を語るうえでの2つのポイント

 

私はそもそも小室氏の音楽に初めて触れたのはglobeからで、そこから持ち前の収集癖が発動してひたすら作品を聴きまくりました。

 

古くはTM NETWORKの前身のSPEED WAYに始まり、一番新しいところでAAAに提供した曲あたりまで追いかけていたような気がします。

 

そんな中で私が一番好きな時代はTMN名義としての最後のアルバム「EXPO」をリリースした1991年ころですね。世間的にはglobeなどでセールスの金字塔を打ち立てた1995年以降当たりが認知されていますが、そのちょっと前の時代です。

 

そして小室氏の音楽を語るうえで今回ぱっと思い浮かんだのは以下の二点。

 

①4度の和音

②独特な転調

 

なので以下では具体的な曲で紹介しつつ見ていきましょう。

 

■4度の和音

 

これはよく小室氏のピアノソロで聴かれたものですが、「4度」の音程で音を重ねていくフレーズが出てきます。この「4度」の音程はよくフュージョンなどで使われたりしますが。

 

聴いてみると明るいとも暗いともいえない中性的かつ透明感のある響きが特徴です。これを聴いて「小室哲哉節きた!」とワクワクしていたものです。

 

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ちなみに小室氏はクラシックのピアニストとしての訓練は受けていないようで、どこまでが感覚でどこまでが理論的に弾いているのか…?

 

というところも逆に魅力的であります。現在みられる動画でそのエッセンスが味わえるのはやっぱりこの曲なんです。このセンスは天才の名をほしいままにした小室氏ならではといったところ。

 

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■独特な転調

 

もう一つ小室氏の音楽を語るうえで「転調」は欠かせません。これも世間的には最後のサビの時に半音ないし1音キーが、ガバっと上がる「小室転調」が有名ですが、私が好きなのは、もう少し込み入った転調。

 

今回ご紹介するのはTMN名義で1993年にリリースした「一途な恋」です。

 

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この曲はイントロなしでサビから始まりますが、そのスタートのキーは「Gm」。そしてサビを終えるといきなりEmに転調してAメロが始まります。この「Gm→Em」はそんなに遠い転調ではないのですが、Aメロ前で転調はかなり斬新です。

 

しかも、2回目のAメロは半音上がってFmに転調します。そしてそのままサビも半音上がってG#mになります。これだけでも聴いててゾクゾクする展開ですが、ここで終わりません。最後にサビがもう一回出てきてこのパートのキーは「Am」

 

…一曲のなかにここまで転調をさりげなく盛り込むのはすごすぎます。これを初めて聞いた当時は私自身まだ作曲もできない時期で作曲の理論もわかっていなく「良い曲だなー」くらいに思っていたわけなのですが。

 

つい数か月前FMラジオで聞いた時は転調を生き物のように扱うこの曲に、20年近くたって度肝を抜かれたわけです。

 

 ■おわりに

 

というわけで実際に書いてみるとよけいに喪失感に苛まれてきたので(苦笑)このへんで終わりにしておきます…。今後新しい作品が生まれないのは悲しいですがまたここでも折に触れ書いていきたいと思います。

 

ではでは。