ドラム×音楽×ミニマリズム

主に20年近くドラムを続けてわかったことを発信しています。心理学・物理学・ミニマリズムなどを切り口にして、「楽器を演奏すること」を掘り下げて書いているのでドラム以外の楽器をプレイする方たちにも何かの参考になればと思います。【ジャンル】ドラム、音楽理論、ミニマリズム、時々書評や趣味など

【スポンサーリンク】

3点セットでのドラムの「フィルインがいつもワンパターン…」とお悩みの方へ

【スポンサーリンク】

今回はドラムのお話。中級程度のドラマーに向けて。テーマは「3点セットでのフィルイン(オカズ)の作り方について」。

 

要は3点セットってセッティングは楽だし、小回りが利いていいんですけど、フィルインがいつもワンパターンになっちゃう…とお悩みの方もいるのではないかと思いまして。

 

今回結構回りくどい話なので結論もわかりにくくてすみませんが、結論は…

 

①「フィルインを継ぎ足す」

②「フィルインの一部を変える」

 

この2つがお手軽な方法かと思うので今回これについて書いていきます。ただこれだけだと何のことやら?なので早速本題にいきましょう。

 

まず基本となる考え方はクラシックの作曲法の「モチーフ」という考え方。

これは簡単にいうと「メロディの断片」のようなもので、一番(?)有名とおぼしきベートーベンの交響曲「運命のド頭は、

 

「ソ・ソ・ソ・ミ♭ー」

 

ですね。この曲はこのたった4つの音を「モチーフ」としてこれが少しずつ変わって繰り返し出現します。そして、繰り返し出現することで、ひとつの「曲」としてのまとまりが生まれるわけです。

 

逆にいえば次から次へと新しい「モチーフ」を出してしまうと、何やら小曲のつぎはぎの様になってしまい、曲としてのまとまりに欠けるものとなります。

 

ちょっとついでに話が脱線しますが…この「モチーフ」を理解するのに良曲があります。フランツ・リストの、「バッハの名による幻想曲とフーガ」という曲でして、

 

www.youtube.com

 

この曲は、「B(シ♭)・A(ラ)・C(ド)・H(シ)」という4つの音のみをモチーフにして見事に曲が展開していきます。私の様なクラシック門外漢でも「なるほど!」となるので、「モチーフ」を理解するにはお勧めです。

 

で本題に戻りますが。クラシックの作曲方がベースにあるロック、ポップでも似たようなことはいえます。

 

ただ気をつけるべきことは、「モチーフ」の繰り返しが3回続くと人間は飽きるという慣習があるようで、全く同じ「モチーフ」を繰り返していいのは「2回」までという暗黙の決まりがあるそうです(この情報の出所は忘れました…すいません)

 

ちょっとここで具体例を。やはりここはその昔私がテープが擦り切れるほど聴いたX JAPANのバラードから。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

両方の曲のサビを聞いてみると、「モチーフ」の繰り返しは2回まで、3回目からは変化をつけていることがわかるかと思います。

 

…というわけで今までが長い前置き。この「モチーフ」という話を実際ドラムのフィルインにどう活かすか?ということですが。

 

先ほど「モチーフ」は3回繰り返すと人はくどく感じると書きましたが、ドラムのフィルインにおいては音階がないので、場合によっては2回でもワンパターンに聴こえてしまう可能性はあります。

 

なので特に決まったやり方はありませんが、もう一度冒頭に書いた結論に補足すると、

 

①「フィルインを継ぎ足す」→「スネア・スネア・タム」みたいなフィルインであれば、「スネア・スネア・タム・タム」にしてみるとか。

 

②「フィルインの一部を変える」→これは、叩くパーツは同じでも、8分音符を16分音符にするなどして、変化をつけてみる方法です。

 

…という感じで音階の希薄なドラムとはいえ、このように「モチーフ」の考えを取り入れてみるとバリエーションが広がるかも。「最近フィルがワンパターンだな」と煮詰まってきたらぜひお試しください。

 

ではでは。