ドラム×音楽×ミニマリズム

主に20年近くドラムを続けてわかったことを発信しています。心理学・物理学・ミニマリズムなどを切り口にして、「楽器を演奏すること」を掘り下げて書いているのでドラム以外の楽器をプレイする方たちにも何かの参考になればと思います。【ジャンル】ドラム、音楽理論、ミニマリズム、時々書評や趣味など

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ミニマルな映画音楽とピアノの相性は抜群という話①

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今回は映画と音楽とミニマリズムのお話。ドラムの話はありません。

しかも捉えようによってはネタバレになりますので、ご観覧いただく際はくれぐれもご注意を。
今回取り上げる作品は以下の2つ。
①「武曲Mukoku」(2017年公開)
②「トニー滝谷」(2005年公開)

…まぁここまで一見して何の脈絡もなさそうですが、よかったらお付き合い下さい。

というわけで①の「武曲MUKOKU」から。今年の6月に上映開始されたのでまだ上映中です。確かに数ヶ月たてばDVDで映画館の1/3以下の値段でレンタルで見れますが、家だとどうしても気がちるので映画館の方が没入できますね。

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そして私が見に行った新宿武蔵野館

shinjuku.musashino-k.jp

 

…は、アクセス抜群(最寄りがJR新宿ではなくて東京メトロ新宿三丁目駅なのが人混み嫌いにはポイント高し)だし、席のスペースもゆったりしていてオススメです。

そして私があえて映画館で見ようと思った理由。それは綾野剛氏が演じる主人公矢田部研吾のキャラ設定。剣道の達人でありながら現在はアルコール依存症の警備員であり、その背後には偉大な父親への葛藤とその父親像の対象喪失に苦しみつづけるライフストーリー。

 

こういう設定に弱いですね。これって何かの設定に似てるなと思ったら、グルメ漫画の金字塔である美味しんぼの主人公、山岡士郎に似ております(連載当初の設定は天才的な料理のスキルを持ちながらも普段は新聞社のグータラ社員でしたし)。

そして美味しんぼのストーリーが山岡士郎の偉大な父親海原雄山へのエディプス・コンプレックスの克服をテーマとして扱っておりますが…

MUKOKUもそんな感じでした。結構中盤は見ている側が引き込まれるような重苦しさがありますが、まぁ最後はハッピーエンドでスッキリでしたけど。そしてそんな重苦しい映画に良く合う音楽が…そうピアノです。


映画はフィクションという作り話であるのにどうして 人は2時間もの時間を作り話を見ることに費やすのでしょうか?ということを常日頃考えておりまして。
まぁそれは人それぞれの楽しみ方があると思いますが、それを言い出すと音楽にしてもなんで周波数の異なった音の羅列にお金と時間を費やすのかという話になりますからね笑

で、私の場合は好きになる映画のポイントは…
・登場人物は少ない方がよい
・場面展開は少ない方がよい
・登場人物の内面の葛藤が関節的に描写されてるとよい

という感じの映画ばかり見ているような気がしてまして。まぁアクションやSFとは縁遠い人間ですが、派手なストーリー展開や演出が無いという部分ではまさに映画のミニマリズムともいえるのではないかと思います。そしてその分、出演者のたたずまい、演技に比重がかかってくるので見ている側はそこが楽しみなわけですね。

そして、そんな類の映画のBGMの音楽にピッタリなのが…ピアノの音楽。それもクラシックでいえばリストのような技巧を凝らした音楽よりも、一聴して誰でも弾けるような簡単シンプルなピアノ音楽です。

今回、MUKOKUでも途中の場面に効果的に使われていましたので、この記事を書こうと思い立ったわけです。

 

そしてなんでこの流れから「トニー滝谷」が出てくるのか…?
次回はその内容について書いていきます。

 

ではでは。