ドラム×音楽×ミニマリズム

主に20年近くドラムを続けてわかったことを発信しています。心理学・物理学・ミニマリズムなどを切り口にして、「楽器を演奏すること」を掘り下げて書いているのでドラム以外の楽器をプレイする方たちにも何かの参考になればと思います。【ジャンル】ドラム、音楽理論、ミニマリズム、時々書評や趣味など

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ドラマーなら知っておきたい?身体のこと④

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というわけで前回に引き続き、「ドラムを長時間叩くための持久力を向上するためのトレーニングの考察」をテーマに書いています。意外と長引いたこのテーマも今回で終わります。

 

今回はその中で具体的に私がやってみて良かったものをご紹介。

前回の記事でジムでのハードなウエイトトレーニングは「ドラムを長時間叩く」ことを目標にするのであれば必要ないのではないかという旨を書きましたが、この理由の補足についてもう少し。

 

まずは、ジムでのハードなウエイトトレーニングはどうしてもかなり重い物を持ち上げるので最大限の力みが生じます。この力みはドラムを叩くうえで不必要なものであることはこれまでの記事を読んでいただければわかるかと思います。つまり、力学に基づいた力の流れを止めてしまう原因になるので。

 

もう一つの理由は、ジムに行くことは時間がかかるという点があります。当たり前の事ですがジムに行くにはスポーツウェアと室内履き用意して更衣室で着替えて、帰りも更衣室で着替えて家に帰ってその荷物を片付けて…という手間と、ジムまでの移動時間を考えると結構時間のロスをしていることがわかります。

 

要は自室で部屋着のまま思い立ったときにパッとはじめてパッと終われば準備や片づけにかかる時間はゼロです(これも時間のミニマム化でしょうか)。ドラム第一に考えるのであればその余った時間を利用して個人練習でスタジオ入ったほうがいいと思います。トレーニングはあくまで補助なので。

 

なので自室をトレーニングできる環境にしとくといいですね。ではそろそろ本題に…いくつか具体的なメニューを紹介して行きましょう。

【①腕立て伏せ】
自重筋トレの王道です。フォームによって上半身のいろんな部位を鍛えることができます。そしておすすめがこれ。すぐに自室がトレーニング室に早変わり!的な気分も味わえるし、しまう場所もとらないのでミニマリスと向きでもありますね。

このプッシュアップバーは腕立て時に手首にかかる負担を減らしてくれて(手首はドラマーの命です多分)、より深く身体を沈めて腕立てをすることができます。また男性は腕立てだと負荷が足りないなんて言われているので椅子やベットに両足をかけて負荷をつけると効果的ですね。

 

【②木刀の素振り】
ドラムでアクセントをつけて太い音を出す際には「身体の重さをのせて叩く」のですが、この感覚を養えて、かつ背中側の筋肉が鍛えられるという優れもののトレーニング。天井に木刀が当たるときはしゃがんでも可です。正しいフォームについて以下のことに意識を向けてみてください。

・ふり上げのときにワキを開いて振り下ろすときはワキをしめる→これがドラムで身体の重さをのせる動作と対応します
・骨盤を立てる→いわゆる「腰が抜けた状態」にならないようにします。スポーツや楽器演奏で腰が抜けた状態になると上手く力の流れを利用できません
・木刀の角度→慣れないうちは木刀の角度が平らになりがちです。角度をちゃんとつけないと正しい素振りにならないので


【③走る】
これは部屋ではできませんが…ちょっと時間が空いたときに。
部屋でのトレーニングだと下半身に強い負荷をかけるのが難しいので走るのは最適です。体重の軽い人はスクワットでも効果が得られにくいという部分もありますし。

 

走るときは脚の裏で地面を蹴り上げるところを意識して(これがそのまま、ペダルボードを蹴ってバスドラムを鳴らす動きに関連します)、その蹴り上げた反動で手を動かすところまでを自分の体がどう動いているのかをイメージすると効果的だと思います。

 

ライブ本番てアドレナリンがでてるので以外と疲れは感じませんが、どうしてもだれがちな長丁場のリハーサルについてはこの走り込みをやっておくと最後まで集中力が切れず乗り切れます。

 

というわけで全4回にわたりドラマー的トレーニングについてでした。

あくまでもドラムを叩くことに特化したトレーニングなのでドラム以外に何かスポーツや武道を並行してやっている場合は「ハードなウエイトトレーニングによる力み癖」をつけないようにトレーニングメニューを組むといいのではないかと思います。

 

ではでは。