ドラム×音楽×ミニマリズム

主に20年近くドラムを続けてわかったことを発信しています。心理学・物理学・ミニマリズムなどを切り口にして、「楽器を演奏すること」を掘り下げて書いているのでドラム以外の楽器をプレイする方たちにも何かの参考になればと思います。【ジャンル】ドラム、音楽理論、ミニマリズム、時々書評や趣味など

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どうすれば難解で複雑で攻撃的な曲が作れるのか?

最近ミニマリスト話が多い気がしたので今回は音楽概論的なお話。 今回の記事のネタのきっかけは…ミニマリスト界隈ではおなじみpha氏(知らない人はこちらをどうぞ)のブログ。 pha.hateblo.jp ここで紹介されていたNUITOというバンド。どうやら変拍子ゴリゴ…

【書評】まんがでわかる量子論【竹内薫・著】

最近「まんがでわかる〇〇」系が沢山出ています。これは専門以外の人にある特定の分野の知識をシェアしてもらうという意味ではいいと思うのですが、私は単に活字が好きなので今まで敬遠してました。しかしホントにマンガで分かるのかな?という好奇心がもた…

ミニマリスト御用達の無地の服を「ノイズ」という観点から考える

以前に、この記事で「環境のノイズ」について書いた際に… www.drum-lesson.net 「視覚的なノイズを取り払うために無地の服を着る」みたいなことを書きました。それと関係があるかどうかわかりませんがミニマリスとといえばやはり無地の服。そしてその中でも…

ドラムパートの作り方のヒント~ハーモニックリズムを使う~

今回はドラムの概論的なお話。 最近ふと思ったんですがオリジナル曲のドラムのつけ方ってあんまり体系化されてないような気がしまして。一番よく知られているのはバスドラをベースに合わせるとか、でしょうか。あとは、ジャムセッションとかで、目立つメロデ…

「スタジオラグへおこしやす」ブログ更新情報その⑦~ツインペダルのセッティング入門~

今回もこちらに投稿させていただきました。 www.studiorag.com ちなみに先月の記事はとても多くの方が読んでくれたらしく…ブログやっててよかったと思える瞬間ですね。 こっちのブログは他人様の場をお借りしているので、本文はわりとかしこまって書いている…

カラオケを使ってドラムを上達させる方法とは?

今回はドラム演奏の概論的なお話。最近また下手の横好きが高じて一人でカラオケによく行きます。理由はこの曲が無性に歌いたくなったからです笑 www.youtube.com 以前にもこちらで書きましたが。 www.drum-lesson.net LUNA SEAのアルバム曲の長い曲が好きで…

「ノイズ」について考えてみる②

というわけで「ノイズ」についての考察続編。前回は稲垣えみ子氏の著書を紹介して終わりましたが、そもそものきっかけは以前にこちらの本 …を読んだのがきっかけでして、稲垣氏も会社員時代はマキシマリストだったのが徐々にミニマリストに転向していく様子…

「ノイズ」について考えてみる①

今回はミニマリスト的なお話です。テーマは「ノイズ」。 ここでいうノイズとは、いわゆる音のノイズではなく、環境のノイズです。 そして最近、私がノイズのことをよく考えているのでここらへんで一旦記事にしてみようかと。 まずきっかけは、「モバイルボヘ…

果たして「演奏」は「対話」なのか?

今回はドラム演奏の概論的なお話。 もうかれこれ一年以上前になりますが、ひょんな事からこちら(オープンダイアログ)関連のワークショップに行った時に聞いた言葉で最近またじわじわと効いてくるものがあるのでご紹介。 それは…「対話と演奏は似ている」 …

Amazonキンドルを一か月使った感想

さて今回はキンドルの話です。ちなみに、私のアイデンティティは「いちミュージシャン」ですので音楽ネタをやめたわけではないので悪しからず…。 一応ミニマリストブログの看板を掲げているくせに、今回はとても今更感がありますが…Amazonキンドルを買って1…

【書評】多動力【堀江貴文・著】

つい先日Amazonキンドルを買ったので、紙の本を徐々に減らしていこうと思い…でもせっかく買ったので売る前にメモっておきたいと思い、こちらの記事を忘備録として思ったので今回は書評です。 タイトルはこちら、堀江貴文氏の「多動力」。 おそらく結構な数の…

100記事書いて思ったこと

今回で記念すべき100記事目。ようやくスタートラインって感じでしょうか。ここまで続いたのもこんなどこの馬の骨かわからない人間の文章を読んでくれた方達のおかげです。とうわけでタイトルも心機一転、今後はもう少し雑記ブログ色を濃くしていこうかと思い…

ドラムソロとゲシュタルト心理学

今回は再びドラムソロのお話です先日、モーションブルー横浜に菊池成孔ダブセクテットのライブを見に行きました。(奇しくもこのライブが解散ライブだったようで…残念)。 www.youtube.com ちなみにモーションブルー横浜は横浜みなとみらいの赤レンガ倉庫の…

「複調」音楽は面白い

今回は音楽理論の中でも、特に調性、つまり「キー」の話をメインにしたいと思います。そしてその中でもなかなかマニアックなトピックである「複調」について書いていきます。この「複調」、英語でいうと「ポリトーナル」というらしいですが、私はこの不思議…

ミスショットを防ぐには?

最近スタジオラグさんのブログの方で速いエイトビートを叩くコツみたいなことを書きましたが…もう少しこのテーマから掘り下げてみましょう。今回のテーマは「ミスショットを防ぐコツ」です。始めにミスショットとは何か?といえば、スネアドラムを叩こうとし…

音楽の微分と積分

今回は演奏の概論的なお話。演奏の上手い下手とはなにか?というトピックというか、議論がありますが、我々楽器をやる身としては、まぁ他人が上手いだの下手だのいうよりも、おそらく自分が上手くなる方法に関心があるのではないかと思い、その考え方の物差…

「スタジオラグへおこしやす」ブログ更新情報その⑥~速い8ビートの叩き方~

ちょっと間が空きましたが、だいたい月一ペースでスタジオラグさんのコラムに投稿させていただいてます。今回のテーマは「速い8ビートを叩くコツ」。今回はだいたいテンポでいうとBPM180以上くらいからを「速い」と定義して書いてます。 www.studiorag.com …

言語が演奏をつくる?②

今回も「サピアウォーフ仮説」をネタに、日本人ならではのドラミングの表現方法について考えてみます。 前回は日本語の発音が、私たち日本人の演奏に与える可能性について提起してみました。 そこで具体的な例を挙げてみます。 決してピ●太郎を意識したわけ…

言語が演奏をつくる?①

今回はドラムの概論的なお話です。しかも学術的な根拠の裏は一切とっていない、言ってみれば完全に私の妄想に近い話であるということを最初にお断りしておきます。 というわけで、ことの始まりは先月のリズム&ドラムマガジン8月号に興味深いトピックがあっ…

長い曲の中に見るミニマリズム

今回は音楽評とミニマリズムの話。 「どうせミニマリズムってことは1分の曲とかを礼賛するんだろ?」 とお思いの方、今回はその真逆です。つまり「長い曲」についてです。 まずロックやポップスに比べて歴史のあるクラシックやジャズでは10分や20分の曲はザ…

ドラマー的・真夏のクーラー対策

夏です。今回はドラマーの服ネタです。ここまで過剰に気候のことを気にするのは私だけかもしれないので共感されないの承知で書きます。興味のある方はご覧いただけるとうれしいです。 まぁ冬は冬でまた別の問題が出てくるのですが…真夏のリハーサルスタジオ…

いろんなバスドラムを鳴らしておこう②

というわけで前回からの続きです。 前回は、価格帯の低いドラムセットのバスドラムは低い成分の音は出しにくいとは書きましたが、ドラムはアコースティック楽器なので… 「低い成分の音がでる」「低い成分の音が出ない」と完全に白黒分けられるものでもなく、…

いろんなバスドラムを鳴らしておこう①

今回はドラムの概論的なお話。私は(自称)ミニマリストという立場でこのブログを書いておりますが、このブログを始めた当初は、自分の機材を持たないでいかに備え付けのドラムセットを使うか?なんていう話をよく書いていました。 最近ドラムを叩いていてこ…

ミニマルな映画音楽とピアノの相性は抜群という話②

というわけで前回から映画音楽とピアノ曲の相性がいい件について書いてます。今回も完全にネタバレになるので予めご了承ください。 今回はこの作品、「トニー滝谷」。 原作は村上春樹氏の作品らしいですが、私は一冊も読んだことがないので、この作品がどう…

ミニマルな映画音楽とピアノの相性は抜群という話①

今回は映画と音楽とミニマリズムのお話。ドラムの話はありません。 しかも捉えようによってはネタバレになりますので、ご観覧いただく際はくれぐれもご注意を。今回取り上げる作品は以下の2つ。①「武曲Mukoku」(2017年公開)②「トニー滝谷」(2005年公開)…

ドラマーなら知っておきたい?身体のこと④

というわけで前回に引き続き、「ドラムを長時間叩くための持久力を向上するためのトレーニングの考察」をテーマに書いています。意外と長引いたこのテーマも今回で終わります。 今回はその中で具体的に私がやってみて良かったものをご紹介。 前回の記事でジ…

ドラマーなら知っておきたい?身体のこと③

今回は引き続きドラマー的身体とトレーニングの話。話があちこちに飛びながらようやく②の話です。 軽くおさらいすると②とは「ドラムを長時間叩いても大丈夫な持久力のための体つくり」のことです(詳しくは前と前々回の記事をご覧ください)。 ここであえて…

ドラマーなら知っておきたい?身体のこと②

というわけで演奏家とトレーニングの関係について前回の結論をもう一度。①身体の動かし方を脳にインプットする②持続した運動に耐えうる身体を作る この2本立てでやることを提唱してみました。そして今回はこの続きですが、今回はドラマーの場合によせて考え…

ドラマーなら知っておきたい?身体のこと①

今回はドラマーと切っても切れない身体の話について。 私は特にスポーツの専門家でも何でもなく、更に学生時代は体育の成績が学年の下位5パーセントに常にランクインしていた程の運動嫌いで、ドラムのために始めたトレーニングがかれこれ10年近く続いている…

ギタリストでない方にも…一家に一台

私がここのブログで度々、「ドラマーでも他のメロディ楽器が1つは出来ること」を推奨してますが、今回はそんなお話です。 まず改めてそのメリットを思いつく限り挙げてみましょう。 ■コード進行を理解できるので、曲想の理解が深まる。つまり曲にあったドラ…

グルーヴのないリズム

今回もリズムの総論的なお話。 前回の記事でオフビートについて書きましたが、よく言われることとして、極端にいえば演奏を活かすも殺すも休符次第なんて話はよく聞きます。というのも人間は機械ではないので完全にずれのないリズムを打ち出すのは物理的に不…

オフビートはやっぱり大切だった

さてまたこの記事の内容を引っ張りますが… www.drum-lesson.net 簡単におさらいすると、ひょんなことからカナダのプログレッシヴ・メタルバンドであるIntervalsというバンドの「Mata Hari」という何とも変拍子&ポリリズムだらけの難曲をコピーすることにな…

掛け合わせの力②

今回は前回の続きで「掛け合わせの力」のお話です。今回は前回の補足的な記事なので、ほぼ書評ですが、ジャズミュージシャン・文筆家の菊池成孔氏も自身のラジオで「ポップスは完全にオリジナルというよりかは、すでにあるもののつぎはぎである」みたいな内…

掛け合わせの力①

今回のテーマは音楽ネタ~書評ネタっぽいお話。 以前の記事でもドラマーが作曲することについて書きましたが、今回もちょっと視点を変えてドラマーのドラム以外の能力に焦点を当ててみたいと。というわけで、先日雑誌を立ち読みしていたら、シェーン・ガラス…

NIRVAに見るミニマリズム

前回と話は微妙に続きますが…今回はドラムの話は特にありませんのであしからず。今回のテーマはまたミニマリズムと音楽の関係についてです。前回はドラムの1つ打ちについて書きましたが、要は1つ打ちって究極にシンプルなことの一つだと思います。そして楽器…

ざっくりいうと「一発入魂」のような話

前回の記事の最後に、私は多点セットと3点セットどっちも好きですみたいなことを書きましたが、今日は何となくその続きを。 確かにある時期のマイク・ポートノイの様に多点セットと3点セットを曲中に行き来したりという器用なドラマーもいたり… www.youtub…

ドラミングとウィルパワーの関係とは?

今回もドラムの話を。ただ割かし抽象的な話ではありますが。 まず今回の題材の本からご紹介。 メンタリストDaiGo氏の2016年の著作「自分を操る超集中力」です。 この中の前半部のキーワードに「ウィルパワー」というフレーズがあります。 とくに心理学系のテ…

ドラムの練習事情を考える②&イメトレのすすめ

というわけで前回よりドラムの練習事情について書いています。前回の項目は… ①エレドラ(電子ドラム)での練習では生ドラムの練習はまかなえない ②短時間でも良いので頻繁に個人練習ができる環境調整 以上この2点を書きました。では続きをいってみましょう。…

ドラムの練習事情を考える①

このブログも初めて半年になりますが。最近は音楽ネタが尽きたら他のことを書こうと思いつつ…意外とネタが尽きないので今回もまたドラムの話を。 ドラムの話をすると頻繁に「どこで練習しているのか?」と聞かれます。我々(?)東京人は住宅事情から、ドラ…

いわゆる「難曲」を分析してみました

少し前の記事でこの曲をコピーすることになったことを言いましたが。 www.youtube.com 今回は難しい曲を演奏することに生き甲斐を感じるというストイックな方に向けてお届けします…。 というわけでこの曲はカナダのプログレッシヴ・メタルバンドのIntervals…

演奏の上手さを決める微差力

今回は主にドラムの奏法のお話。 そして今回の題材はこちら。Alexandrosの2015年発売の「ワタリドリ」。 www.youtube.com 私は残念ながらAlexandrosについての予備知識は全くないのですが、最近諸用でコピーすることになり叩いてみて気づいたことを書いてみ…

「ガツン」とした音?

今回は楽器奏法の概論的なお話を。 私は仕事柄よくギターを弾きますが、「どうすれば弾けるようになりますか?」とよく聞かれます。 そしてこの場合の質問の意図が実は「ギターを弾けること=曲のコード進行が抑えられるようになること」という場合がよくあ…

共感覚で音楽を楽しむ?

最近共感覚の記事が続いているので今回も共感覚のことを書こうかと。 数字と色の共感覚については以前に書いたので、今回は音と色の関係について私なりの感じ方を書いてみます。 まず私の場合は以下の様な音と色との対応関係があります(ちなみに他の楽器奏…

「スタジオラグへおこしやす」ブログ更新情報その⑤

サイドバーのリンクにも貼ってありますが、このブログ開始当初から並行して、京都の音楽スタジオ「スタジオラグ」さんのHPのコラムの方でも連載させていただいております。 あるごん | スタジオラグへおこしやす 今回の記事はこちら。 www.studiorag.com 今…

コード進行を食事に例えてみる

ちょっと前回マニアックな方向に走りすぎたので今回は軽めの内容でいきます。以前にこの記事で、ドラマー用のコード進行つきカンペの活用法について書きましたが… www.drum-lesson.net 今回のテーマはコード進行。ドラムはリズム楽器なのでリズムだけ追求し…

絵画を見ているような音楽

先日書いた共感覚がらみの事でまた1つ。 少し前にSugizo氏(LUNA SEA,X JAPAN)のソロアルバム「音」を購入しまして最近また聴いてます。 Sugizo氏のソロに関しては1STの「TRUTH?」が好きでよく聴いてまして。 そこから最近はご無沙汰してましたが何気なくプ…

弱く丁寧にドラムを叩く…その理由

今回は純粋にドラムのお話です。最近個人練習をしていて感じたことをつらつらと書いてみます。 まずは感覚的なことについて。私は今は個人練習をするときはメトロノームは全く使わずにひたすら曲を流してそれに合わせて叩くという練習をしてます(もちろんド…

ドラミングに使える「共感覚」とは?

今回はタイトルこそ違えど、前回の続き的な内容なのですが。いわゆる「共感覚」の話です。共感覚というものは、人間の五感(専門用語でサブモダリティとも呼んだりします)である視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚が一度に二つ以上感じる感覚のことで…私はどうや…

ドラミングとミニマルミュージックの関係

さて前回より記事のテーマを広げる宣言をしたものの結局は今回も前置きの長いドラムの話になりますが。 今回のメインテーマは以前こちら↓でも書いた、ドラマーの演奏中の意識状態についてを、また別の切り口で書いてみようかと。 www.drum-lesson.net ところ…

「インナーゲーム」とは?の補足

今回は前回のインナーゲームの記事の補足的な記事を書こうかと思って下書きはしたのですが…どうにも最近困ったことというか、最近また読書量が増えてきてドラムの話題のみで記事を書くことが難しくなってきたので、試験的にちょっとブログの指向性が変わるか…